2025年4月3日に放送されたNHKの「あしたが変わるトリセツショー」では、朝食の定番であるトーストをテーマに、驚きのテクニックやレシピが紹介されました。
番組で取り上げられた内容をもとに、トーストの魅力を最大限に引き出す方法をご紹介します♪
トースト
サクふわトーストの極意
トーストの「サクサク」と「ふわふわ」を両立させるには、パンの鮮度が重要です。
パンは時間が経つと水分が失われ、硬くなります。
これを防ぐためのポイントは以下の2つです。
即冷凍
パンを購入後すぐに冷凍することで、水分の蒸発を防ぎます。
冷凍することで、水の分子が逃げられなくなりパンの中のでんぷんが硬くなるのを防止できます。
1枚ずつラップやアルミホイルで包むと、使いやすくなるのでおすすめです。
※冷蔵はNGです!
※買ってきてすぐ冷凍するのがポイントです!
高温・短時間で一気に焼く
パンを高温で一気に焼き、先に表面を焼き固めることで内部の水分を閉じ込め、ふわふわ感を保つことができます。
中心部では焼く前より水分が増えるそうです!
焼き方のポイントは以下のとおりです。
1)トースターを事前に1分ほど予熱します。
2)パンの下側を奥にしてトースターに入れます。
食パンはよく見ると作った時に下になっていた方が生地が密になっており、密になっている方は温まりにくくなっています。
一方、トースターはほとんどの機種が奥の方が温まりやすいのでパンの下側を奥に入れます。
3)焼き色が薄くついたくらいで加熱を止めます。
4)トースターの中はこまめに掃除します。
トースターは内側の壁で熱を反射してあたためる機種が多いので、汚れているとうまく焼けないことがあるからです。使った後は乾いた布などで優しく拭きます。
フライパンで作るもちふわトースト
水分が減ってしまったトーストの水分を復活させる方法が紹介されました。
トースターがない場合でも、フライパンを使って「もちふわ」なトーストを作ることが可能です。
以下はその手順です。
材料:6枚切り食パン1枚、バター20g、水大さじ1と1/2
【作り方】
1)フライパンにアルミホイルを丸めて中央に置きます。
2)その周りに水を注ぎます。
3)アルミホイルの上にパンを置き、蓋をして強火で2分半加熱します。
4)水がなくなったら火を止めアルミホイルを取り出します。
5)半分の量のバターを入れ、弱めの中火で1分半焼きます。
6)裏返して残りのバターを加えて両面をこんがり焼きます。
バタートーストの可能性無限大
番組では、バタートーストの楽しみ方も紹介されました。
パンの種類や切り方、バターの量によって、食感や味わいが大きく変わります。
以下の3種類のレシピが特に注目されました!
もちしみトースト:パンに深い切り込みを入れ、バターをたっぷり染み込ませる。
サクサクトースト:薄切りパンを高温で焼き、軽い食感を楽しむ。
おつまみトースト:パンを小さくカットし、バターを塗って焼き上げる。
トーストの種類 | 形 | 厚さ | 焼き加減 | バターの量 |
---|---|---|---|---|
もちしみトースト | 角形 | 4枚切り | 普通焼き | 多め |
サクサクトースト | 山形 | 8枚切り | よく焼き | 少なめ |
おつまみトースト | 角形 | 6枚切り | 3回焼き | 3度塗り |
もちしみトーストの作り方
1)4枚切りのパンに、対角線にパンの角ごと切り込みを入れます。
2)耳に沿うように4カ所切り込みを入れます。
3)さいごに縦横にも切り込みを入れます。
4)薄く焼き色がつくまで焼きます。
5)バターをたっぷり塗ります。
サクサクトーストの作り方
1)8枚切りのパンに縦に3本切り込みを入れます。
2)こんがり焼き色がつくまで焼きます。
3)バターを軽く塗ります。
おつまみトーストの作り方
1)6枚切りのパンの耳を切り落とします。
2)約1cmの格子状に切り込みを入れます。
3)1枚を6当分にカットします。
4)(1回目)アルミホイルに乗せて焼きます。
5)薄く焼き目がついたら取り出してバターを塗ります。
6)(2回目)30秒から1分焼いてバターを塗ります。
7)(3回目)30秒から1分焼いてバターを塗ります。
※トースターによっては、バターを塗ったあとのパンが焼けないものもあるので注意が必要とのことです!
説明書を読んでから実施しましょう!
トリセツ流フレンチトースト
さらに、フレンチトーストの新しい作り方も紹介されました。
乾燥したパンを使うことで、卵液がしっかり染み込むので濃厚なフレンチトーストができます。
フレンチトーストの作り方
材料
・4枚切り食パン:2枚
・卵:3個
・牛乳:180ml
・砂糖:大さじ3
・バター:20g
・サラダ油:小さじ2
1)パンの耳を切り落とし半分に切ります。
2)網の上などに乗せて、24時間乾燥させます。
3)卵・牛乳・砂糖を混ぜた卵液にパンを浸し冷蔵庫に入れます。
4)6時間たったら裏返してさらに6時間冷蔵庫に入れておきます。
5)弱火で熱したフライパンにサラダ油小さじ1、バター10g、パン2切れずつ焼きます。
6)蓋をして弱火で5分ほど焼きます。
7)焼き目がついたら裏返して弱火で5分ほど焼きます。
8)蓋を取り、側面・表・裏を焼きます。
9)約5分、中まで火が通れば完成です。
トリセツ流のフレンチトーストは、24時間パンを常温で干したあと、12時間卵液につけてから焼いたそうです。
まとめ
トーストはシンプルな料理ですが、少しの工夫で驚くほど美味しくなります。ぜひ、これらのテクニックを試して、朝の食卓をグレードアップしてみてください!
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